11月7日(月)、神奈川県、神奈川県経営者協会、連合神奈川の共催により、『次世代のための働き方改革』をテーマに政労使一体の働き方改革フォーラムを開催した。コロナ禍を経て3年ぶりであり、ワークピア横浜会場とオンライン参加併用のハイブリッド開催とした。
はじめに、神奈川県経営者協会の二見 専務理事兼 人材活性化委員長より「新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染防止策の緊急的措置も含めて多くの企業に「テレワーク」等の働き方が広まった一方で、少子化の問題は依然として現在も大きな社会的課題となっている。神奈川県下の政労使が一体となった政労使フォーラムで課題共有することに意義がある」と挨拶した。
フォーラムは3部構成で第1部は神奈川県から神奈川働き方改革推進支援センターアドバイザー桐生 社会保険労務士を講師に「育児介護休業法改正と関連した仕事と家庭の両立支援策」について具体的な対応を含めて講演いただいた。続けて神奈川県総務局より神奈川県の制度について説明があった。
第2部は神奈川県経営者協会から日本工営(株)経営管理本部人事部長 兼 事業戦略本部付 兼 事業戦略本部デジタルイノベーション統括部DX推進部長 国峯 紀彦 氏を講師に「日本工営におけるワーク・ライフ・バランス施策とアフターコロナの働き方」について①会社概要、②ウエルビーイング経営、③コロナ禍で働くスタイルと場所の変革、④デジタルを活用した生産性向上策、⑤健康経営をめざして等幅広く講演いただいた。
第3部は連合神奈川からUAゼンセン神奈川県支部の新(あらた)支部長と佐藤洪 氏から「UAゼンセンの働く現場から働き方改革~カスタマー・ハラスメント対策と取り組み~」について①UAゼンセンの組織について、②これまでの悪質クレーム対策(実際調査や経営対策、マスコミ等との連携など)、③労使によるマニュアル策定の取り組みをなど「サービスを受ける側もする側も共に尊重される社会をつくる」と講演いただいた。最後に連合神奈川吉坂会長から「働き方改革については神奈川労働局からの要請を受けたところであり積極的に周知啓発を行っている。各々の政労使の実情に応じた取り組みを着実に行っていきたい」と閉会の挨拶を述べ終了した。
開催日時:2022年11月7日(月)14:00~17:10
参加者:神奈川県、神奈川県経協、連合神奈川全体で77名(内、WEB参加は30名)