連合神奈川は7月5日(金)13時より、役員・中央委員あわせて132名が出席し、「第35回中央委員会」を開催しました。
主催者を代表して林会長は今年度前半を振り返り、以下の内容の挨拶をしました。
①能登半島地震の救援カンパや被災地ボランティアの取り組みを報告し、復旧・復興への息の長い支援とともに、自助の取り組みを求めた。
②2024春闘は実質賃金と経済が安定的に向上するステージ転換に向けた大きな一歩となった。労働組合のない企業の賃上げにつなげていくかが今後の課題であり、各産別における春闘交渉で物価を上回る賃上げの実現と最低賃金の取り組みを進める。引き続き各労使間で取引環境の適正化の取り組みをお願いしたい。
③県労福協との合同プロジェクトを立ち上げ、報告書をまとめた。両組織が抱える財政課題等の問題点について論議を開始する。
④政権交代に向けた最大のチャンスとも言われている政治情勢下にありながら足元がおぼつかない状況だが、次期衆院選は各地域連合選対での準備に入る段取りを進め、参議院選挙は比例候補擁立産別会議などを皮切りに、連合神奈川の基本方針固め等の準備を進めていく。
中央委員会議長には自動車総連の佐藤中央委員が選出され、阿部事務局長から一般活動報告、照井副事務局長から中間会計報告がされ、全体の拍手で確認されました。
議事に入り、萩原副事務局長より第1号議案「2025年度に向けた政策・制度要求と提言」が提案され、35項目の重点政策要求が決定しました。
つづいて佐藤青年局長より第2号議案「中央委員会アピール」が提案・決定され、最後に林会長の団結ガンバロウで閉会しました。
中央委員会終了後、引き続き「第8回 連合運動塾」を開催しました。
元連合会長であり、現在は国際経済労働研究所会長である古賀 伸明氏を講師に迎え、「これからの社会と“働くこと”を考える~次代を担う役員に寄せる期待~」をテーマにご講演いただき、ご自身の経験から学んだことを交えながら、これからの労働運動に必要なことを伝えていただきました。