〈第34回年次大会メインスローガン〉
安心社会へ 新たなチャレンジ
すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在へ」
連合神奈川は、11月11日(金)「安心社会へ新たなチャレンジ すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在へ」をメインスローガンに、ワークピア横浜参集とWEB参加併用で代議員・役員あわせて207名(内女性代議員39名)の出席により第34回年次大会を開催した。
冒頭、吉坂会長は挨拶の中で、「Withコロナを踏まえた日常活動は維持できているものの未だコロナの影響を受けており、連合運動のモデルチェンジの意味合いを共有する必要がある」と年間活動を総括し「①連合神奈川として組織拡大の取り組みを通じてすべての働く仲間とともに集団的労使関係を広げるとともに『何のための労働運動であるべきか』を考えた社会に共感を運動を推進する必要がある。②厳しい政治情勢が続く中にあって、我々が取り組んでいる政治活動が、組合員に寄り添い職場や生活の場における課題をくみ上げそれに賛同する政党や政治家を支援する営みを追求していくこそが重要である。③ジェンダーギャップ指数は146カ国中116位と男女平等の実現が極めて遅れている中で最前線に立つべきが労働組合である」大きく3点など活動計画の基軸となる考え方を中心に挨拶した。
議事においては、2023年度の活動計画、予算、役員の補充、大会スローガン、大会宣言が提案され、それぞれ満場一致で決定した。最後に吉坂会長の「『働くことを軸とする安心社会』の実現をめざして活動していこう」と参加者全員の「団結ガンバロウ」で閉会した。
第34回年次大会大会宣言
本日、『 安心社会へ 新たなチャレンジ 』をメインスローガンに、第34回年次大会を開催し、2023年度の活動計画を決定した。コロナ禍による社会・経済活動の制約が長引き、雇用と生活の影響は女性や非正規労働者など立場の弱い人々により深刻な影響を与えている。加えて、ロシアのウクライナ侵攻で拍車がかかる資源・エネルギー価格の上昇と円安による輸入価格の高騰により、多くの商品やサービスが値上がりし、物価高が私たちの生活を脅かしている。
また、わが国では貧困と格差、加速する人口減少・超少子高齢化、脆弱な社会的セーフティネットなど社会経済の持続可能性にかかわる課題が山積している。さらに「カーボンニュートラル」やDX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)など、大きな社会変革の波が押し寄せてきている。
格差是正に向けた分配構造の転換とともに、とりまく諸課題を克服し、SDGsの推進、社会経済の包摂的な発展と平和を実現しなければならない。今こそ、持続可能性と包摂を基底に置いた連合ビジョン「働くことを軸とする安心社会―まもる・つなぐ・創り出すー」が持つ意義を改めて確認し、構成組織が一体となり、その実現に向けて組織内外へ広がりのある運動を展開する必要がある。
また、働く者・生活者に寄り添う政治勢力の拡大をはかるため、2023年の統一地方選挙に全力で取り組む。私たちは、本年次大会で補強を行った「運動のモデルチェンジ」を基調とする活動計画のもと、新たな労働運動のさらなる進化をはかっていく。 そして、大会スローガンである「安心社会へ 新たなチャレンジ」との決意のもと、「働くことを軸とする安心社会」に向けて、すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在」としての連合運動をつくりあげていく。以上、宣言する。
2022年11月11日
連合神奈川第34回年次大会