第30回中央委員会を開催-2020年度に向けた政策・制度要求と提言を決定-

連合神奈川は、7月2日(火)ワークピア横浜において、役員・中央委員・傍聴者あわせて142名の参加により、第30回中央委員会を開催した。

主催者を代表し、柏木会長は「①発信力の強化と顔の見える運動に関しては、情報発信の強化や県下各地でAction36!街頭行動を実施し、働き方改革の定着などを訴えてきた。②労働組合の社会的価値を高める運動については3年目となる連合寄付講座を中心とした講師団の取り組み。③組織拡大については実践的な研修の継続」と今年度前半の主な活動を振り返った。議案については、「政策制度要求と提言は、SDGs(2030年までの未来に向けた国際目標)と持続可能性をキーワードに、重点政策を策定した」と考え方を述べ、最後に「第25回参議院議員選挙では比例代表の連合組織内10名と神奈川選挙区の〈牧山ひろえ〉と〈乃木涼介〉2名の勝利に全力をあげていきたい」と挨拶した。

中央委員会の議長にはUAゼンセンの西川中央委員(写真)が選出され、林事務局長から中間活動報告、佐藤副事務局長が中間会計報告を提案、それぞれ承認された。その後、第1号議案として金井副事務局長から「2020年度に向けた政策・制度要求と提言」について26項目の重点政策を提案し、承認された。第2号議案「第17期連合神奈川役員選挙の実施」、第3号議案「中央委員会アピール」もそれぞれ提案・承認された。中央委員会閉会後には、第25回参議院選挙神奈川選挙区推薦の「牧山ひろえ氏」「乃木涼介氏」からの決意表明挨拶を受け参加者全員の団結がんばろうを行った。

牧山ひろえ氏(右)乃木涼介氏(左)

 

 

 

 

 

 

 

 

第30回中央委員会アピール

私たちは、本日、第30回中央委員会を開催し、2020年度に向けた「政策・制度要求と提言」を決定した。

日本経済は景気回復基調が続いてきたが昨年末頃から陰りが見える。また、雇用情勢も数字の上では改善が続いているが、労働分配率は低下を続け、個人消費は伸び悩んでおり、多くの働く者、生活者が景気回復を十分に実感するまでに至っていない。その背景には、所得格差の拡大や深刻さを増す少子高齢化が経済、社会保障、財政の持続可能性に影を落とし、国民の将来不安につながっていることがあげられる。

「政策・制度要求と提言」は、約半年をかけ、各産別・団体から選出された政策委員と各級議員の方々の多くの労力と議論を積み上げたものである。すべての世代における働く者・生活者の立場から、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、貧困や格差の無い、平和で安心して暮らすことができる社会の実現をめざす「政策・制度要求と提言」とした。また政治の場においても多くの者が報われる社会、そしてこの要求と提言を前進させるために組織の総力をあげた運動を展開する。

「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、これから始まる第25回参議院選挙では比例代表選挙における組織内候補者10名と神奈川選挙区選挙候補者2名の勝利に全力をあげる。

連合神奈川は、県民・市民の声を反映した2020年度に向けた「政策・制度要求と提言」をもとに、神奈川における「働くことを軸とする安心社会」の実現に取り組む。

以上、決議する。

2019年7月2日連合神奈川第30回中央委員会

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