2026年2月9日お堀端コンベンションホールに於いて、小田原市、小田原箱根商工会議所、小田原・足柄地域連合の政労使による令和7年度「小田原政労使フォーラム」を開催し、講師に「独立行政法人労働政策研究・研修機構 副統括研究員の藤本真様」をお招きし『人手不足時代を乗り切るには ~多様な働き方・生産性の向上・人材確保~』をテーマに63名の参加をいただきました。
冒頭、小田原・足柄地域連合の山口博幸議長からは、政労使フォーラムへの多くの参加に感謝が申し述べられ、連合は、2市8町で働く仲間とともに、「働くことを軸とする安心社会の実現」を目指し、地域社会の活性化や地域経済の発展、少子高齢化対策、働き手不足に伴う将来の担い手の確保、職場環境の改善や労働条件の向上などの課題に努めています。今、企業では離職率が上がっており、若者だけではなく中堅層も含めて増えていると感じています。本日は、藤本先生の話を聞いて、政労使が同じ課題や方向性でそれぞれの立場で取り組んでいくことが大切との挨拶をいただきました。
続いて、小田原箱根商工会議所の鈴木悌介会頭からも、開催にあたってのご挨拶をいただきました。人手不足については、まず、働く人の頭数が足りていないという現状があります。商工会議所としても課題を解決するために、合同入社式を開催するなど「社員の皆様と向き合ってコミュニケーションをとる」ことが大切だと感じています。また、隙間人材の活用や副業による人材確保など進めています。人材不足の問題は、各企業だけでは解決できないと考えています。本日のテーマである『人手不足時代を乗り切るには』を、皆様と一緒に学び考えていくことが大切だとの挨拶をいただきました。
藤本先生の基調講演では、『人手不足時代を乗り切るには ~多様な働き方・生産性の向上・人材確保~』というテーマで講演をいただき、1、人口減少・労働供給制約への対応①人材確保力・人材定着力を高める「地域でのライフ&ワークキャリアの継続推進、UIJターンの推進、企業における採用力・定着力の強化、産業振興」②人材のダイバーシティを高める「女性・高齢者・外国人・障がい者などの就業・活躍機械の拡大」③組織や事業における生産性を高める「デジタル技術の活用拡大・高度化・リーダー・人材開発、組織開発」2、働く人の「働きがい」「働きやすさ」3、採用と定着の好「サイクル」をいかにつくるか。4、コミュニティの再構築と地域共同育成などを、話していただきました。質疑応答では多くの参加者から質問をいただき、興味深く参考になったという感想も聞くことができました。
講演後、加藤小田原市長より、小田原市という地域の立場からと市役所が3,000人の組織であることの両面から考えていかなければならないと感じた。特に企業で働く皆様は地域の生活者であり、女性や高齢者、障がい者の皆様と一緒に考え進めていき、小田原市が選ばれる地域にしていきたい。と話がされました。
最後に、鈴木悌介会頭と山口博幸議長より、講演の内容に触れながら人材獲得・育成などの課題について政労使が共有し、経営者の立場、労働組合・働く者の立場、行政の立場で、「現状の実態をふまえ課題の解消に向けて取り組む事が重要であること」地域の中で、横の繋がりが大切であることを再認識するとともに、講演内容に対する感想と参加者へのお礼も含めた挨拶で小田原政労使フォーラムを終了しました。
今後も年に一度の開催に向けて政労使が協力しながら進めていきたいと思います。