
第96回小田原・足柄地域メーデーを4月26日(土)に小田原城址公園二の丸広場にて開催しました。
今年も地域連合と地域労福協共催で行うとともに、小田原市より名義後援をいただき、産別・単組の組合員と家族を含め約1,500名を超える参加のもと盛大に開催することができました。










式典では、冒頭実行委員長の山口博幸地域連合議長より、春闘について、日本の経済情勢を見てみれば、エネルギー価格や食料品等の生活必需品は物価高が続いており、今年4月だけで4,000品目以上の値上げがされています。
昨年の春闘では高水準のベースアップはあったものの、物価の変動を加味した実質賃金はプラスに転じることなく、家計の苦しい状況が続いているのが現状ではないかと思っております。
25春闘の状況については、大手で昨年を上回るベースアップが満額回答として決着してきておりますが、雇用の7割を占めているのが中小企業でベースアップがどこまで伸ばせるかが焦点になっています。
物価高を意識せずにすむ日は果たしてくるのか?険しい道のりが続きそうですが、すべての働く者の賃金の底上げをしていくことが、大変重要になってくると思います。
各組織が情報共有し連携していくことで、自分達の賃金・労働条件・職場環境をしつかりと守っていくことと併せて、2市8町で働く勤労者・生活者が働きやすく暮らしやすいまちとしていくため、地域における役割と責任を、地域連合、地域労福協が果たしていくことが重要だと思っておりますので、引き続き、組合員の皆様におかれましては、様々な取り組みにご理解・ご協力をお願いします。
また、政治課題では、昨年の衆議院選挙で自民党による「政治とカネ」問題等により、国民の不信感が募るなか、第50回衆議院選挙によって国民の意思表示がされた選挙となり立憲民主党、国民民主党につきましては大幅に議席を増やすことができました。
そして、今年の7月に参議院選挙が予定されております。
地域連合としても、投票率を上げる取り組みを各組織に要請していくことと合わせて、組織内の候補者がいる労組につきましては、必勝に向けてしっかりと取り組んで頂きたいと思っております。
また、神奈川選挙区につきまして連合は、国民民主党で新人の籠島彰宏候補を推薦、立憲民主党の「牧山ひろえ」参議院議員「水野もとこ」参議院議員を支持として、決定しております。それぞれの候補者の必勝に向けて取り組んでいくこととしますので、各組織につきましては、ご理解・ご協力をお願いします。
そして、2市8町の地域を見れば、9月に松田町町長選挙、箱根町・真鶴町の町議選が予定されておりますので、必要があればしっかりと取り組みをしていきたいと思っております。
最後になりますが組合員の皆様とともに、「働くことを軸とする安心社会」の実現のため、様々な取り組みを進めてまいりますので、引き続き、ご理解・ご協力をお願いします。と実行委員会を代表としての挨拶がされました。
また、来賓挨拶では、保田連合神奈川副会長をはじめ、加藤憲一小田原市長、加藤修平南足柄市長、山神裕開成町長、町野神奈川県かながわ労働センター労働相談課長、参議院議員牧山ひろえの柴田秘書、参議院議員水野もと子の友本秘書、組織内の清水たかお小田原市議および連合議員団の笠井大井町議、労働福祉団体の多くの方々から激励のご挨拶をいただきました。
式典の最後には、メーデースロ―ガン及びメーデー宣言の提起を行い採択確認し、山口博幸実行委員長の団結ガンバロー三唱で終了しました。
イベントでは、各労組の協力により出店した模擬店やアトラクションブース、各労組・福祉団体賞を含めた大抽選会も盛況で参加された組合員・ご家族の皆様から好評でした。
今年は、福祉施設への招待も行い90名を超えるの参加者の皆様にも大変喜んでいただき楽しんでいただきました。
最後に、副実行委員長の加藤雅範労福協会長より閉会宣言を行い、大盛況の中メーデーを終了致しました。














