西湘地区教職員組合の企画により、3回目の地域連合加盟組織オルグを8月20日(水)に西湘地区教職員組合の教育会館にて執行委員を対象に実施しました。
今回は「一層の組織拡大のためには、何が必要?何ができる?」をテーマに、講師として、山内副議長(富士フイルム)、山口事務局長が参加してお互いに学ぶことができました。
最初に、西湘地区教職員組合の現状の取り組みについて説明があり、コロナ禍以降の組織拡大のために実施してきた取り組みを紹介していただきました。
教職員組合はオープンショップの組合であることから、組合への加入率が減少傾向であった。それを変えるために、情宣活動改革を実施。大会・中央委員会・職場オルグのスライド提案や、公式LINEとYouTubeの活用、情宣紙を毎月発行といったきめ細やかな活動の実施。さらには、新規採用に特化した施策の実施。平和研修旅行や冬の懇親旅行への招待、新規採用者に対する相談会を行うなど、顔を合わせた体験の創出などに取り組み、少しずつ組合加入も増えてきている状況が見え始めているようです。


次に、富士フイルムの山内副議長から富士フイルム労組の取り組みを紹介していただきました。富士フイルム労組もオープンショップですが、神奈川支部では、99%の組合加入率になっていることに、参加者は驚いていました。
富士フイルム労組では、新入社員の配属日の会社のオリエンテーションで労働組合の紹介を入れてもらったり、人事研修後の懇親会の前にゲーム感覚の交流企画を実施している。また、広報で新入社員の自己紹介を掲載するための記事作成依頼を行っている。このような活動を事前に行い、本採用になった段階で組合加入説明会を実施。組合とは?や富士フイルム労組の取り組みや福利厚生などを説明し、加入してもらえるよう継続的な取り組みを実施している。
さらには、組合員の豊かな人生サポートと称して、セミナーの開催(ビジネススキル、コミュニケーション、ファイナンシャル、メンタルヘルス、趣味、著名人)や厚生行事の開催(駅伝大会、バレーボール大会、歩行ラリー、ファミリーデー、夏祭り)など、組合員同士の繋がりの強化や心身のリフレッシュを図る活動を行っていることが、現状の組織率に繋がっていると説明をしていただいた。
その後質疑に入り、組合費や組合員の役割、管理職との関係構築などの質問に対しわかりやすく説明をする中で、組織拡大や組合員の定着については、人との関わりを大切にしながら信頼関係を築くことが重要ではないかなど十分な意見交換と認識を深め合うことができました。
このオルグ・情報交換会は地域連合として3年目の取り組みとして、五役・幹事労組をはじめ加盟組織を対象に、各労組に「テーマと場所、時間、対象者」を決めていただき地域連合の五役が講師を務める活動です。
今後も引き続き加盟労組に対する「顔の見える」活動として継続していきます。
