小田原政労使フォーラムを開催!

 2024年2月15日お堀端コンベンションホールに於いて、小田原市、小田原箱根商工会議所、小田原・足柄地域連合の政労使による令和5年度の「小田原政労使フォーラム」が60名の参加をいただき開催しました。

 開催にあたって、成蹊大学法学部教授の原昌登様をお招きし「基調講演」と商工会議所、小田原市(株)みらいワークスとの連携協定「副業人材活用支援事業」の紹介を行ないました。

 冒頭、小田原箱根商工会議所の会頭の鈴木悌介様から開催にあたってのご挨拶をいただきました。挨拶の中で、企業にとって最大の課題は人材の確保であり、今後、人口減少により、さらに人材不足が加速することが考えられます。また、働く人の意識(価値観の多様化)と行動の変化、中小企業では経営人材難、大企業では人材の有効活用などの課題に対して、本日のテーマである「副業・兼業」という新しい働き方について考えていくことが大切だとの挨拶をいただきました。

 原先生の基調講演では、「副業・兼業がもたらす新しい働き方」というテーマで講演をいただき、①副業・兼業の基本的な考え方(ガイドライン)②副業・兼業のメリットとデメリット③使用者による副業・兼業のコントロール④副業・兼業における労働時間管理⑤「非雇用型」の副業・兼業についてわかりやすい表現で話していただきました。質疑応答では多くの参加者から質問をいただき、興味深く参考になったという感想も聞くことができました。

 (株)みらいワークスとの連携協定「副業人材活用支援事業」の紹介では、商工会議所の事務局長の古川様から連携協定の経過をはじめ現在の活動状況についてお話しいただき参考になりました。

 最後に、山口博幸議長より、講演の内容に触れながら人材不足などの課題について政労使が共有し、経営者の立場、労働組合・働く者の立場、行政の立場で、現状の実態をふまえ課題の解消に向けて取り組み事が重要であることや日常的な政労使のコミュニケーションの大切さに触れ、講評と参加者へのお礼も含めた挨拶で小田原政労使フォーラムを終了しました。今後も年に一度の開催に向けて政労使が協力しながら進めていきたいと思います。