2024年新春の集いを開催!

 新年を迎え、1月19日(金)小田原お堀端コンベンションホールにて「2024年新春の集い」を昨年に引き続き開催しました。開催にあたっては、コロナが明けたこともあり、コロナ禍前の規模で構成組織の役員・組合員を中心に、連合神奈川、神奈川県労働者福祉協議会、2市8町の首長、かながわ労働センター湘南支所長、各級議員、労働福祉団体のご来賓の方々を含め130名を超える参加のもと開催することができました。

 冒頭、司会者から、能登半島地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、黙祷を参加者全員で捧げるとともに、被災され避難所生活をされている方、ライフラインがいまだに復旧していない状況で大変な生活をされている方々へのお見舞いを申し上げました。

 山口博幸議長の挨拶では、はじめに能登半島地震に触れ、お見舞いと一刻も早い復旧・復興に向けて支援していきたい。

 小田原・足柄地域連合では、この間、新型コロナ感染症拡大により地域運動に影響を及ぼしてきましたが、様々な工夫をするなか、構成組織の役員並びに組合員皆様のご理解・ご協力により、地域での労働運動を停滞させることなく進めてくることができました。改めて感謝申し上げます。

 春闘については、日本経済も少しずつ回復傾向にあると言われておりますが、国民生活は、エネルギー価格や食料品等の生活必需品の物価高が続いており、昨年の春闘では30年ぶりに高水準のベースアップはあったものの、社会保障の負担増や物価変動を加味した実質賃金はマイナスが続き、家計の苦しい状況が続いているのが現状ではないかと思っております。

 このような状況のなか、連合は2024春闘を「底上げ」「底支え」「格差是正」の取り組みを強化するとして、基本給を一律に引き上げるベースアップを3%以上とし、定期昇給分と合わせて5%以上としております。すべての働く人の生活を継続的に向上していくには賃上げが必要だと思いますが、本来は社会保障の負担軽減や物価を安定させるような政策などをしっかりと国の責任において取り組んで頂きたいのが、本音ではないかと思っております。

 2024春闘がこれから、本格的に動いていくと思いますが、各組織においてしっかりと労使交渉をして頂き、連合が掲げています目標を超えていただくよう、よろしくお願い致します。

 また、地域の活性化のための政策・制度要求をはじめ行政などの関係団体との連携により、地域の人々が「働きやすさ・暮らしやすさ」を実感できる社会づくりに向けて取り組みを進めていきます。

 また、本年は、国政選挙では、衆議院の解散総選挙、県西地域では、5月に小田原市長選、11月には箱根町長選が控えております。選挙の取り組みについては、地域連合との関わりに重きを置き、充分な議論をしたうえで推薦候補者の必勝に向けて構成組織の総力を挙げて取り組んでいきたいと思っております。

 小田原・足柄地域連合では、2市8町で働く仲間と共に、Face to Faceを基本に「顔の見える運動」を継続・発展させ、構成組織の役員の皆様と共に「必ずそばにいる存在」として、地域の労働者や生活者の立場にたった取り組みを継続させていきたいとの決意が述べられました。

 ご来賓の連合神奈川照井副事務局長をはじめ県労福協の金井事務局長、守屋輝彦小田原市長、加藤修平南足柄市長、湯川裕司山北町町、本山博幸松田町長、小田眞一大井町長、かながわ労働センター室岡湘南支所長、牧山ひろえ参議院議員、水野もと子参議院議員、佐々木ナオミ神奈川県議会議員、清水たかお小田原市議会議員、楊隆子小田原市議会議員、荒井信一小田原市議会議員、金崎達小田原市議会議員、中野正幸小田原市議会議員、労働福祉団体の方々から激励と心温まるご挨拶をいただきました。

 なお、会場内で、能登半島地震救援カンパ実施し、新春の集いに参加された多くの皆様の善意として51,774円をお預かりすることができました。改めて皆様方のご協力に感謝申し上げます。

 今回も、労働福祉団体と五役労組等の協力により抽選会を実施し、和やかな雰囲気の中、加藤雅範議長代行の締めの挨拶で終了しました。