連合神奈川2021春季生活闘争総決起集会 YouTubeライブ配信により開催

 2021年3月1日(月)、連合神奈川はワークピア横浜において2021春季生活闘争総決起集会を開催した。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から集会型ではなくYouTubeをライブ配信することで、意思結集をはかる形式とした。米塚副事務局長が全体進行を行う中、はじめに主催者を代表して吉坂会長から、「①新型コロナの影響により経済・雇用など働く者を取り巻く環境は厳しい、②コロナ禍で先行き不透明の中であるからこそ2021春闘の場で労使が真摯に向き合うことが求められている、働く仲間に寄り添うのが労働組合だ、③2014春闘から続いている賃上げの流れを継続することを社会全体で共有することで集団的労使関係を広げていく、④連合構成組織の春闘をコロナ禍で働くすべての働く仲間の処遇改善に繋げていきたい」と2021春闘に取り組む重要性についてあいさつした。
その後、連合本部の冨田総合政策推進局長より、全体情勢の説明があり、構成産別を代表して自動車総連・久保さんとUAゼンセン・齊藤さんから決意表明が行われた。その後、岩本青年委員長が集会宣言を読み上げ、最後にYouTube視聴者全員に呼びかける中、団結ガンバロウで閉会した。

 

連合神奈川2021春季生活闘争3.1総決起集会 

集会宣言

2021春季生活闘争がこれから山場を迎える。私たちの暮らしは、かつてないほどの危機に直面している。新型コロナウイルスの猛威は未だ止まず、コロナ禍を起因とした倒産や、失業による収入減少といった深刻な事態が生じている。とりわけ、短時間・有期・契約等で働く者やフリーランスで働く者といったセーフティネットが脆弱な層は、仕事と生活の危機に瀕している。

今わが国に求められていること。それは、国民一丸となった感染症対策とともに日本経済を再び自律的成長の軌道に乗せることである。そのためには、社会全体で雇用の維持・創出に取り組むことを大前提に、労使の信頼関係の下で積み上げてきた「賃上げ」の流れを止めることなく、コロナ禍で社会機能を支えたいわゆるエッセンシャルワーカーや、社会基盤を支える中小企業や有期・短時間・契約等労働者の処遇を「働きの価値に見合った水準」へと引き上げていく、すなわち、「分配構造の転換につながり得る賃上げ」を実現していくことに他ならない。2021春季生活闘争は、これまで経験したことのない環境下での取り組みとなるが、だからこそ労働組合の真価を発揮する時である。企業や職場の置かれた状況や「with/afterコロナ」の働き方も含めた課題を提起できるのは労働組合だけであり職場や社会の未来を変えることができるのは、労働組合に集う私たち自身である。

連合神奈川は、先達が積み上げてきた春季生活闘争の流れを継承しつつ、将来基盤を築いていくためにも、組織内だけでなく、すべての働く者の処遇改善につながる「みんなの春闘」に果敢に挑戦していく。

「誰もが希望を持てる社会を実現!安心・安全に働ける環境整備と『底上げ』『底支え』『格差是正』で」を合言葉に、連合神奈川、構成組織、地域連合一丸となって最後の最後まで闘い抜くことを本総決起集会において宣言する。

2021年3月1日連合神奈川2021春季生活闘争3.1総決起集会

YouTubeライブ視聴者は322名。集会の模様は以下より見ることができます