連合神奈川第33回定期大会を開催

2022~23年度の運動方針を決定

2021年11月5日(金)、連合神奈川第33回定期大会が、「安心社会へ 新たなチャレンジ ~すべての働く仲間とともに〈必ずそばにいる存在〉へ~」をメインスローガンに、ワークピア横浜において代議員・役員あわせて105名の参加により開催した。

吉坂会長

冒頭、吉坂会長は挨拶の中で、「2022年から2023年度の運動方針についてはアフター(ウィズ)コロナの新しい運動のスタイルを作り上げる2年間としていかなければならない」と述べ「①労働組合という存在が、世の中の多くの人に知られていないのが現状であり、組織拡大の取り組みを通じて、働く者の雇用と生活を守る基盤として、組織化されていない働く仲間に、労使関係の重要性を拡げていく。そして集団的労使関係の重要性を理解している私達だからこそ、その重要性を社会に浸透させていくアピールを強めていかなければならない。②連合神奈川もジェンダー平等を重点に、男女平等をはじめとして、一人ひとりが尊重された「真の多様性」が根付く職場・社会の実現をめざしていく。③第49回衆議院選挙は、連合神奈川の推薦・支持候補者15名中半数以上の9名の方々が比例当選も含めて当選することができたが、野党共闘という選挙戦がゆえに、連合の政治方針からすれば、多くの課題が顕在化した。」と組織拡大、ジェンダー平等、政治課題についてあいさつした。

 議事に入り、林事務局長から、第1号議案「運動計画(案)」が提案され、満場一致で決定した。続けて第2号議案「予算(案)」、第3議案「役員選出」、第4号議案「ジェンダー平等推進計画(案)、第5号議案「大会スローガン(案)」、第6号議案「大会宣言(案)」も満場一致で決定され、議事を終了した。また、組織拡大功労表彰として、29組合8,415名の組織拡大に尽力された9産別が表彰された。最後に吉坂会長の「顔合わせ、心合わせ、力合わせ、の気持ちを忘れず連合運動を作り上げていこう」と団結ガンバロウで終了した。

 

連合神奈川第33回定期大会 大会宣言

本日、『 安心社会へ 新たなチャレンジ 』をメインスローガンに、第33回定期大会を開催し、2022年度~2023年度運動方針を決定した。

いま、コロナ禍により、多くの働く仲間とその家族が大きな影響を受け、より弱い立場にある仲間ほど困難な状況に置かれている。また、わが国では貧困と格差、加速する人口減少・超少子高齢化、脆弱な社会的セイフティーネットなど、社会経済の持続可能性にかかわる課題が山積している。さらに「カーボンニュートラル」や「デジタルトランスフォーメーション」など、大きな社会変革の波が押し寄せてきている。格差是正に向けた分配構造の転換とともに、とりまく諸課題を克服し、SDGsの推進、社会経済の包摂的な発展と平和を実現しなければならない。

いまこそ連合神奈川は、これまで労働組合活動と距離があった働く仲間、あるいは連合の存在を知り得なかった働く仲間との関係づくりをすすめ、すべての職場における「集団的労使関係」の構築をめざし、「連合組織拡大プラン2030」の実現と、コロナ禍を踏まえた新たな運動スタイルを構築するなど、私たちが率先して運動の変革にチャレンジしなければならない。私たちは、本定期大会で連合運動のモデルチェンジを基調とする運動方針のもと、新たな労働運動のスタートをきる。 そして大会スローガンである「安心社会へ 新たなチャレンジ」との決意のもと、「働くことを軸とする安心社会」に向けて、すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在」としての連合運動をつくりあげていこう。以上、宣言する。

2021年11月5日

連合神奈川第33回定期大会

組織拡大功労表彰