「フードバンクを取り巻く環境から見える社会問題」を学ぶ
「もっったいない」から「ありがとう」そして「お互いさま」の共生社会に向けて
青年委員会の今回の学習会は、フードバンクの取り組みと「こども食堂」の実情から垣間見える社会の様々な課題を掘り下げて考察することを目的に、パネルディスカッション形式で開催した。
冒頭、フードバンクかながわの理事でもある阿部副事務局長から連合神奈川を代表してあいさつ。パネラーのお二人から活動報告では、フードバンクかながわの藤田事務局長が、食品ロスの実情と貧困社会の現状、フードバンクかながわの事業全体の流れまで話していただいた。続いて「よこすかなかながや」の和田代表からは、増え続ける子ども食堂の背景と「よこすかなかながや」をはじめてから、子どもの居場所づくりのために食事だけでなく遊びや勉強の場所や、貧困の連鎖を断ち切りたいと子どもたちに様々な体験をさせている実情を話していただいた。
質疑応答では、フードドライブで集まった食品の流れや、子ども食堂を取り巻く関係機関との対応、今困っている事、行政への政策的要望など活発なやりとりがあり、最後に青年委員会の鈴木副委員長と石川委員長から「子ども食堂の問題は日本の未来の縮図ではないか」「貧困化が確実に広がっていることを認識した」「我々が取り組めるところからはじめよう」とまとめて閉会した。
日 時 2019年9月13日(金) 18:30~20:00
場 所 ワークピア横浜「くじゃく」
講 師 フードバンクかながわ事務局長 藤田 誠 氏
「こども食堂」よこすかなかながや代表 和田 信一氏
出 席 者 全体で45名(内、青年委員会より11名)