小田原・足柄地域連合では、昨年度に引き続き「連続労働講座」を8月24日(金)に開催しました。今回の「連続労働講座」のテーマは、「フードバンクの仕組みと現状」について、神奈川県労働者福祉協議会の市川事務局長を講師に招き、フードバンクかながわの設立、格差・貧困の状況の説明をいただきました。

 

 

フードバンクとは品質に問題がないのに販売困難になった食品を集め、食事に困っている人や福祉施設等に配布していく活動です。日本では今、7人に1人が貧困にあえぎ、母と子のひとり親世帯では半数以上が貧困に苦しんでいる現状です。一方でまだ食べられるのに捨てられる食品ロスが約600万tも発生しています。食べられるのに捨てられる食品があり、一方で食べられない人がいるとしたら食品ロスと貧困問題は社会的課題ではないかと考えます。フードバンクかながわでは、個人や団体・企業から消費するには十分安全であるにもかかわらず廃棄されてしまう食料の寄贈を受け、支援を必要としている生活困窮者等に非営利団体を通じて適切に配るフードバンクシステムの確立をめざしています。

「もったいない」を「分かち合い」~「ありがとう」へ 格差・貧困にはさまざまな問題がありますが、誰がなってもおかしくない社会なのです。ここで紹介しきれない部分につきましてはフードバンクかながわのHPをご覧ください。

http://www.fb-kanagawa.com/

 

参加していただいた方々の関心もとても高く、今の日本の現状を知り、ひとりひとりが何を考え行動していけばいいのか考える講座となりました。