小田原・足柄地域連合では、毎年実施している「連続労働講座」を8月22日(木)に開催しました。今回の「連続労働講座」のテーマは、「フードバンクかながわの活動の現状」と「住まいと食でつながる支援」について、フードバンクかながわの藤田事務局長、NPO法人ワンエイドの松本代表を講師に招き、格差・貧困の状況をはじめ、相談者の一番近くで対応している支援の在り方について説明をいただきました。

 フードバンクかながわでは、個人や団体・企業から消費するには十分安全であるにもかかわらず廃棄されてしまう食料の寄贈を受け、支援を必要としている生活困窮者等に非営利団体を通じて適切に配るフードバンクシステムの確立をめざします。あわせて、この事業を通じ地域の「たすけあい」「支え合い」「分かち合い」、相互扶助の社会づくりをめざすとともに、社会の食品ロス削減に向けた意識の向上を図り、社会福祉及び資源・環境保全の増進に寄与することを目的にしています。

 NPO法人ワンエイドの松本代表の講演では、生活が困難と思われてもこちらから声をかけにくいことや、見た目では判断が難しい状況があること、また、支援をした方の中には、食料を提供しても電気やガスが止まっているので食事を作ることができないなど相談者の現実の実態を改めて認識する機会となりました。NPO法人ワンエイドでは、行政、社協、包括、地域との連携を取り、門前払いを絶対にしない!を理念にサポートをしています。

また、このようなボランティア活動は、「思いやり」と「おたがいさま」という気持ちが大切であり、私たち一人ひとりができることを少しずつ行うことで役に立つことができることも学びました。ご講演をいただきました皆様ありがとうございました。

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