連合神奈川は、11月6日(金)「私たちが未来を変える -安心社会に向けて-」をメインスローガンに、ワークピア横浜において代議員・役員あわせて107名の出席により第32回年次大会を開催した。
冒頭、吉坂会長は挨拶の中で、①この1年間コロナ禍の中で様々な対応を行い、人々や社会に大きな影響を与える中で、労働組合活動や連合運動も大きく環境変化を余儀なくされた。「with/afterコロナの時代」にあっても連合の組織力の発展を求めるため、多くの方の総意を得ながら私たちから変化していく必要がある。②今こそ働く仲間を守る活動が重要である。新型コロナウイルス感染症の影響で、雇用が脅かされている。弱い立場で働く全ての仲間に集団的労使関係を構築してことが大切である。③新政権が発足して1ヶ月。連合神奈川は働く人の立場に寄り添った政策を実現するための政党と協力していく、等この一年間の振り返りと、コロナ禍にあっても持続可能な社会づくりと弱い立場の労働者を守り、そして政治活動に積極的に取り組むことの3点について挨拶した。
議事においては、第1号議案の2021年度の活動計画案が林事務局長から、第2号議案の予算案が阿部副事務局長から提案されそれぞれ満場一致で決定した。その他、役員の補充、地域連合連結決算導入と特別会計新設、大会スローガン、大会宣言と、全ての議案を決定した。最後に吉坂会長の「働くことを軸とする安心社会の実現をめざして活動していこう」と参加者全員の「団結ガンバロウ」で閉会した。
大会宣言
本日、『 私たちが未来を変える 』をメインスローガンに、第32回年次大会を開催し、2021年度活動計画を決定した。これまで連合は2035年の社会を展望した「連合ビジョン」「連合運動強化特別委員会報告」を踏まえ、連合運動の再構築に向けた中期的な改革パッケージの実行に着手してきた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活はもとより社会・経済に大きな影響を与えるとともに、社会の脆弱性を浮き彫りにし、雇用・くらしの様相を一変させた。コロナ禍によって引き起こされた雇用・生活・経済の課題は、「連合ビジョン」で掲げた持続可能性と包摂を基底とした社会像や、めざす社会に向けた「まもる・つなぐ・創り出す」という運動軸の重要性を再認識させるものであり、引き続き、社会への発信力強化と、すべての働く者・生活者の雇用と生活を守るための運動を効果的に取り組んでいかなければならない。
いまこそ連合神奈川は、「With/afterコロナ」の社会において、同じ空間での活動が制約される中、働く仲間を分断や孤立に向かわせるのではなく、誰もが、いつでも、どこからでもつながる事ができる新たな機会を創出し、新しい運動や活動スタイルを構築していかなければならない。
私たちは、本年次大会で「新たな活動形態」への転換を補強した、連合神奈川3つのチャレンジ「NEXT」を基調とする活動計画のもと、新たな労働運動のスタートをきる。 そして大会スローガンである「私たちが未来を変える」との決意のもと、安心社会に向けて広がりのある運動をつくりあげていこう。
以上、宣言する。
2020年11月6日
連合神奈川第32回年次大会