連合神奈川第27回定期大会を開催
2016年度役員体制一覧(五役のみ記載) |
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大 会 宣 言 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
わたしたちは、第189回通常国会における政府・与党の暴挙を決して許さない。 一つは、労働者派遣法の改悪である。今回の見直しは、「均等待遇原則」と「派遣は臨時的・一時的業務に限る」という世界の常識から大きく逸脱しており、“生涯派遣で低賃金”を助長するものである。 もう一つは、国会内の数の力で安全保障関連法を強引に成立させたことである。多くの国民が「説明不足」「議論が尽くされていない」と反対や疑問の声をあげ、法曹界からは憲法違反という指摘があったにもかかわらず、国民の理解と合意形成を得る努力を怠り、採決を強行した。これは民主主義に対する暴挙であり、断じて許されるものではない。 加えて政府は、「アベノミクス」の成果を喧伝しているが、貧困率は上昇し、格差社会が進行している。年収200万円以下で働くワーキング・プアが1,100万人を超え、働く者を使い捨てにする、「ブラック企業」も後を絶たない。経済の好循環には「底上げ・底支え」「格差是正」こそが必要である。しかし、政府は「日本を世界で一番企業が活躍しやすい国にする」ために、労働者保護ルールを破壊しようとしている。働く者を犠牲にする成長戦略を認めるわけにはいかない。 いまこそ連合神奈川は、働く者・生活者の一人ひとりの怒りを結集し、社会を変革する大きな力にかえていく。そして、集団的労使関係を社会の隅々にまで張りめぐらし、互いに支え合い、助け合い、ともに運動する仲間の輪を拡げていく。同時に、東日本大震災を風化させることなく復興・再生を引き続き全力で支えていく。 来年の第24回参議院議員選挙は、そのための重要な闘いである。巨大与党の暴走を止め、働く者・生活者の声を政治に反映させるため、比例代表選挙において連合12名の組織内候補ならびに神奈川県選挙区民主党公認候補「金子 洋一」氏の必勝に向け、総力を挙げて闘う。 わたしたちは、本定期大会で確認した2020年に向けた3つのチャレンジを基調とした、運動方針に基づき、新たな労働運動のスタートをきる。 |
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2015年11月6日 連合神奈川第27回定期大会 |