2011年3月11日午後2時46分、未曽有の被害をもたらした東日本大震災が発生してから6年の月日が経過しました。 私たちは「これまで」被災現場での様々なボランティアや神奈川県内で避難生活を余儀なくされている方々を励まし・サポートする活動等に取り組んできました。「これまで」の取り組みにあたって、構成組織・団体はもとより、活動の趣旨に賛同されて、ご協力をいただいた各方面との連携が大きな力となりました。 いま「これまで」の活動を振り返り、そこで得た貴重な経験と教訓を改めて共有し、「これから」の連帯事業に活かしながら推進することとしました。 |
||||||||||
被災現地で・・・ | ||||||||||
2011年3月末から始まった連合の現地ボランティアには、半年余りで全国の地方連合会から延べ35,000名の仲間が駆けつけました。 連合神奈川では、構成産別・地域連合・内局からこの活動に参加するとともに、岩手県一関市大東町(旧丑石小学校)に設置された連合ボランティアセンターの運営も担いました。 |
||||||||||
2011年7月には、すでに行われていた災害ボランティア養成講座の修了者を対象に、任意加入による人材バンク「チームVネット」を設立しました。 同年8月12日夜に出発、14日早朝帰着で石巻市牡鹿町へ独自のボランティアバスを運行。参加者20名によって民家の片付けをお手伝いしました。 |
||||||||||
神奈川県が2011年7月24日から2013年3月9日までの間、遠野市に設置した「金太郎ハウス」(かながわ東日本大震災ボランティアステーション遠野センター)へのボランティアバスには、延べ104名のチームVメンバーが参加しました。 | ||||||||||
2015年6月5日夜発、7日深夜帰着で気仙沼市へ4年ぶりにボランティアバスを派遣。沼尻海岸においていまだ行方不明になっている方々の手がかりの捜索を26名でお手伝いしました。 |
||||||||||
“ おいでよ!かながわ ” 夏休みの思い出づくりのお手伝い | ||||||||||
避難生活に加えて屋外での活動が制限されている福島の子どもたちを神奈川に招き、夏休みのひとときを思いっきり遊んでもらいました。
2012年から2014年までの3回の実施に160名の子どもたちが参加してくれました。 [ 開催地 ] |
||||||||||
避難者のみなさんと共に・・・ | ||||||||||
県内で避難生活を余儀なくされているみなさんを励ましサポートしていくことを目的に、2012年6月18日に連合神奈川・神奈川県労福協・中央労金県本部・全労済県本部・県生協連・Vネットで構成する「東日本大震災避難者連帯事業神奈川実行委員会」を立ち上げ、諸事業を展開してきています。 | ||||||||||
■高校入試説明会
入試を控えた生徒と保護者を対象に、 神奈川県内の入試事情や奨学金制度等について、より理解を深めていただく一助として説明会を開き、希望者の相談にも応じています。高教組と神教組の協力で、毎年7月に実施し、2012年から2016年までで173名の生徒と保護者が参加しています。 |
||||||||||
|
||||||||||
■ミュージカル観劇 | ||||||||||
日ごろ観る機会が少ないミュージカル、2012年は劇団四季「キャッツ」に483名、2014年はふるきゃらミュージカル「天狗のかくれ里」に71名を招待して楽しんでいただきました。 また、「キャッツ」の観劇後には参加者全員で交流会を開き、出身地ごとにテーブルを囲んでの和やかなひとときを過ごしていただきました。 |
||||||||||
■ ふれあい交流会の開催 2016年10月22日、第1回目となるクルージングとディナー交流会を実施しました。交流会には、大変多くの応募の中から抽選で当選された42家族93名の方々が参加し、山下港サンセットクルーズと、ワークピア横浜でのディナーで交流を深め合いました。発災してから5年7ヵ月が経ち、長期化する避難生活で、生活環境やそれぞれの思いに違いがある中、避難元の地域ごとに和やかにテーブルを囲みながら、今後の支援ニーズやサポートに関する貴重な意見もいただきました。 ■写真洗浄ボランティア
|
||||||||||
|
||||||||||
■ 2017年度の主な取り組み ■ | ||||||||||
被災地や避難者との繋がりを大切にして「連帯事業」に取り組んでいきます。 ○ 広域避難者地域活動サポート助成事業 ○ 第7回「高校入試説明会(学習相談会)」 ○ 「ボリショイサーカス」横浜公演招待事業 ○ 避難者相互の「ふれあい交流会」の開催 他 |