2018年新春の集いを開催

 2018年1月9日、16時より、横浜市中区のロイヤルホールヨコハマにおいて、連合神奈川「新春の集い」を開催し、構成産別役員を始め、福祉団体、自治体、各級議員など、あわせて485名が出席しました。
主催者を代表して柏木会長の挨拶の後、来賓として黒岩神奈川県知事、林横浜市長、加山相模原市長、伊藤川崎市副市長、石渡神奈川県経営者協会会長にご祝辞をいただきました。
鏡開き、中央労金神奈川県本部佐藤本部長の乾杯に続いて、来賓紹介では、各級議員・自治体首長・議員団会議会員の方から一言ずつステージ上でご挨拶をいただきました。懇談の後、最後に吉坂会長代行の中締めにてお開きとなりました。

 

柏木会長2018年頭のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

旧年中は連合神奈川の運動に様々なご協力をいただきましたことに厚く御礼申し上げます。

さて、昨年は北朝鮮問題をめぐる動きがロシア・中国・日本・アメリカなどに一定の影響を与えた年だったと思います。アジアの特異な政治体制を持つ小国が国際社会の秩序へ挑み、なかなか収束を見ない中で、我が国もまた振り回されている感があります。この動きは、我が国の政治体制にも影響を与えました。

今、時代は世界全体がいわゆる技術的特異点「シンギュラリティ」に向かい、大きな分岐点に立っているにもかかわらずです。人類の知性を有効に活用すべきだと思います。

国連のSDGs(Sustainable Development Goals) 「持続可能な開発目標」は, 2015年9月の国連サミットで採択され、「人々と地球のために、私たちの世界を転換させよう」という理想を掲げ取り組んでいるビッグプロジェクトです。それぞれの国で、それぞれの企業で、それぞれの団体で取り組むべき課題が示されています。今後、企業のCSRの上からも、またそれぞれの団体の活動の上からも留意しなければならないと考えています。

労働組合である私たちが着手すべきは、「すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する」という点です。

喫緊の課題は「働き方改革」であると思います。働く者が擦り切れてしまっては、未来への展望が芽生えるはずがありません。とりわけ、非正規雇用で働いている方々も含めた「同一労働同一賃金」「ワークライフバランス」「女性参画」など強化し、さらには「格差の広がりの防止」と、個人消費を上向けるための「底上げ・底支え」に注力していきます。今時の春季生活闘争においても、「働き方改革」を中心に展開します。

連合神奈川は2020年に30周年を迎えます。次の時代を展望して変わっていかなければならない年だと考えています。皆様方のますますのご協力をお願いいたします。