連合神奈川は、2018年4月24日(火)の第326回執行委員会において「2018春闘方針そのⅤ」を確認しました。

連合神奈川としても構成産別のグループ・関連企業はもとより、非正規・未組織労働者を含め、全体への波及効果の増大に取り組んでいくことにします。

連合神奈川 2018春季生活闘争方針-その5(抜粋)

 連合本部は、4月17日10時時点で第4回回答集計を行い、4月19日に結果が報告されました。

1.連合第4回回答集計結果(概要まとめ)

○第 4 回回答集計は、4 月内決着をめざした相場形成をはかるため、月例賃金の平均賃金方式についてのみ実施した。

○第 3 回回答集計(4 月 4 日時点)以降、新たに 913 組合が回答を引き出した。 集計組合数累計も昨年同時期比 440 組合増の 3,479 組合に達しており、各組合が掲げた要求にこだわりつつ、早期解決に向けて精力的な交渉が行われている。

○「賃上げ」の流れは依然として力強く維持されており、企業規模にかかわらず、額・率ともに昨年同時期を上回っている。

○とりわけ 300 人未満の中小組合において、賃上げ分が明確に分かる 1,109 組合の賃上げ率は、第 3 回回答集計結果と同率を維持している。これは、中小組合が自らめざす賃金水準にこだわり粘り強い交渉を行った成果の現れであり、「大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動」が定着し、着実に前進しているものと受け止める。

○「『底上げ春闘』はこれからが正念場」である。構成組織および地方連合会との連携のもと、未解決組合の早期解決に向けた全面的な支援を行うとともに、すべての働く者の賃金の「底上げ・底支え」「格差是正」実現に向け、 月例賃金の引き上げをあまねく波及させるため、最後まで全力で闘っていく。

2.連合神奈川としての今後の対応

(1)構成組織における中小・地場労組への支援強化

先行組合回答ゾーン(3/12~16)ならびに中堅・中小集中回答ゾーン(3/24~31)の結果を踏まえ、連合神奈川・各地域連合は、地場共闘のもとで各産別と連携し、中小・地場組合の交渉を支援し、連合神奈川、構成組織、地域連合が重層的かつ総掛かりで、全体への波及効果に努めていくことにします。

(2)非正規・未組織労働者の全体の底上げを図る

上述した、その成果を非正規・未組織労働者を含め、すべての働く者の「底上げ・底支え」「格差是正」の実現と経済の好循環実現に繋げていくことにします。

また、「クラシノソコアゲキャンペーン」と連動し、「連合の日」の街宣行動において“なんでも労働相談”を宣伝すると共に、「まちかど労働相談」など窓口を拡大することによって、世論喚起を行いつつ、全体の盛り上げに繋げていくことにします。

〔2018春季まちかど労働相談〕

№1 2018年5月19日(土)13時~17時 横浜「新都市プラザ」

№2   〃  6月16日(土)   〃       〃

 

(3)中小支援センターを中心に取り組みを強化する

中小企業や未加盟の労働組合の取り組み支援のために、引き続き常設委員会である「中小支援センター」を中心に、中小・地場の賃金改善を図ることにします。

また、連合神奈川の友好組織である「神友連」、連合神奈川傘下の「連合ユニオン神奈川」への春闘オルグを中心に取り組みの支援ならびに情報提供を充実しながら、全体の「底上げ・底支え」「格差是正」に繋げていくことにします。