2018年11月9日(金)、連合神奈川は「次の飛躍へ 確かな一歩を」をメインスローガンに、ワークピア横浜において代議員・役員・傍聴あわせて267名の出席により第30回年次大会を開催した。

 

 

 

冒頭、柏木会長は「年次大会では昨年の定期大会以降の活動の振り返りと、2019年度の活動計画を提起する」と基本的な考え方について述べた後、具体的課題として、①「発信力の強化と顔のみえる運動」「労働運動の社会的価値を高める運動」では、2年目をむかえた連合寄付講座の取り組み。③組織拡大においては「40万連合神奈川」に向けた組織強化の着実な前進。④政策・制度に関しては「SDGs(持続可能な開発目標)」を指標にした取り組みの充実。⑤最後に政治課題として「2019年の統一地方選では組織内候補者と、推薦、支持候補の必勝に向け取り組む。参議院議員選挙は全国比例候補者とのシナジー効果を生み出す戦いを展開する必要がある」等の挨拶を行った。

2019年度の活動計画はこちら

議事においては、2019年度の活動計画、予算、役員の補充、参議院議員選挙および統一地方選挙必勝決議、大会スローガン、大会宣言が提案され、それぞれ満場一致で決定した。最後に柏木会長の『働くことを軸とする安心社会』の実現をめざして活動していこう、と参加者全員の「団結ガンバロウ」で閉会した。

〈大会宣言〉

 本日、私たちは、『 次の飛躍へ 確かな一歩を 』をメインスローガンに、第30回年次大会を開催し、2019年度活動計画を決定した。

これまで連合は「クラシノソコアゲ応援団!RENGOキャンペーン」第3弾において、働く者・生活者の立場から「働く者が報われる社会」をめざし、広く国民に訴える取り組みを展開してきた。われわれ連合には、暮らしの「底上げ・底支え」「格差是正」に対する国民の意識を高め、一人ひとりの思いと、国会内での議論の橋渡しをより積極的に果たすことが求められている。

引き続き働き方改革関連法の施行を視野に入れ、今まで以上に社会に広がりをもった各職場における職場環境の改善や、組合のない職場への周知徹底、組織化を進めるため、連合本部、構成組織、連合神奈川、各地域連合が引き続き総がかりで取り組みを力強く推進する。

いまこそ連合神奈川は、働く者・生活者の一人ひとりの怒りを結集し、社会を変革する大きな力にかえていく。そして、集団的労使関係を社会の隅々にまで張りめぐらし、ともに運動する仲間の輪を拡げていく。また、多発する自然災害に対しても互いに支え合い、助け合う社会の構築をめざす。そのために私たちは、すべての働く者の力の結集軸となり、社会の不条理に立ち向かい、「働くことを軸とする安心社会」を実現する。

また、与野党が互いに政策で切磋琢磨する緊張感ある政治体制(二大政党的政治体制)の確立をめざし、働く者・生活者に寄り添う政治勢力の拡大をはかるため、2019年の参議院選挙、統一地方選挙に全力で取り組む。

わたしたちは、本年次大会で確認した活動計画に基づき、新たな労働運動のスタートをきる。

ストップ・ザ・格差社会!すべての働く者を連合の輪へ 「安心社会」を切り拓こう!

以上、宣言する。

2018年11月9日連合神奈川第30回年次大会