第89回小田原・足柄地域メーデーを4月28日(土)に小田原城址公園二の丸広場にて開催しました。例年と同様、地域連合と地域労福協共催で行うとともに、小田原市より名義後援をいただき産別・単組の組合員をはじめ一般の方も含め約2,100名の参加のもと盛大に開催することができました。

式典では、冒頭実行委員長の下川地域連合議長より「景気は緩やかに回復していると言われているが、実感がない。プライマリーバランスが崩れ、日本の借金は1,000兆円を超えている。政府は2020年までに黒字と言っているが改善の兆しがない。さらに、雇用労働者の関係では、年収200万円以下で働く労働者(ワーキングプア)が約1,100万人、生活保護受給者も約200万人という大変厳しい現状です。連合における2018年春闘は、〈底上げ、格差是正、大手追従・大手準拠からの脱却〉をキーワードとして5年連続2%台の賃上げがなされ、金額・率ともに昨年同時期を上回っています。引き続き連合として決着していない組織の支援体制を強化していくこととします。長時間労働の改善や格差是正に向けて、〈働くことを軸とする安心社会の実現〉をめざしこの地域で働く者が団結して取り組んでいきましょう」と挨拶しました。

また、来賓挨拶では、古怒田連合神奈川副会長をはじめ、時田小田原市副市長、手島かながわ労働センター湘南支所長、神山洋介前衆議院議員、小田原市議会議員、福祉団体の多くの方々から激励のご挨拶をいただき、メーデースロ―ガン及びメーデー宣言の提起を行い採択確認し、下川実行委員長の団結ガンバロー三唱で式典を終了しました。

イベントでは、東北・熊本支援を目的に本年度も物産展をはじめ、小田原消防の協力のもと消防車の展示と子供用の消防服を着て記念撮影を行うとともに救命救急の対応など実施していただき参加者から大変喜んでいただきました。また、各労組の協力により出店した模擬店や各労組・福祉団体賞を含めた大抽選会も盛況で参加された組合員・ご家族の皆様から好評でした。毎年、招待している福祉施設の参加者の皆様も大変喜んでいただきました。最後に、副実行委員長の長尾労福協会長より閉会宣言を行い大盛況の中メーデーを終了致しました。