第93回相模原地域メーデー

メーデー宣言

第93回相模原地域メーデー

メインスローガン

「一人ひとりが尊重される 多様性を認め合う社会をめざし みんなが輝く未来をつくろう!」

<相模原@サブスローガン>

1)暮らしの「底上げ」「底支え」「格差是正」を実現しよう!
2)AI・DXをはじめとする働き方が変化する中でも変わらぬ団結をしよう!
3)医療や介護の現場など、感染症と戦う社会を支えている人への感謝と応援をしよう!
4)自由で民主的な社会と人権侵害の無い平和な世界をめざそう!
5)コロナに負けない!非正規労働者を含むすべての働く者の結集で、40万連合神奈川を実現しよう!

「働くことを軸とする安心社会」を「さがみはら」から!

メーデー宣言

本日、私たちは、第93回となる相模原地域メーデーを開催した。

新型コロナウイルスが世界で初めて確認されてから2年余りが経過した。未だ世界中に大きな混乱をもたらすなど厳しい状況にある。3回目のワクチン接種も進められているが、参加者の健康と安全を最優先し、第93回相模原地域メーデーは、昨年・一昨年につづき従来とは異なるかたちでの開催となった。

新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの社会が内包していた様々な課題を顕在化させた。ダメージを受けた経済・社会の回復をめざし、私たちは人々の命とくらしを支えるために懸命に働くすべての職場の仲間と連帯し、「命とくらしを守ること」をすべての基軸に、今こそ心を一つにして、支えあいと助け合いにより困難な状況を乗り越えていかなければならない。

2月24日、ロシアのプーチン大統領はウクライナに対する軍事侵攻を開始した。ウクライナの領土と主権を侵害し、国際法に反する軍事侵攻を速やかに終結させるため、世界の叡智と努力が求められている。また、自由と民主的社会の力による現状変更を行おうとする強権国家の状況は看過できない状況にある。

産業や技術の発展により人々の暮らしが便利になることと引き換えに、地球環境に対して、気候変動(地球温暖化)をはじめとするさまざまな悪影響が及んでいる。気候変動を要因とする大規模な自然災害が毎年のように発生しており、災害への備えとともに環境負荷の小さい生活スタイルが求められている。

あらゆる職場で、働く人とその家族が、安心・安全に働き暮らすことのできる社会をめざし、「ゆとり、豊かさ、社会的公正」の実現を訴えていく。そして、すべての労働者の「底上げ」「底支え」「格差是正」に取り組み、政策制度の実現を通じて「働くことを軸とする安心社会~まもる・つなぐ・創り出す~」の継承・深化に向け、NGO・NPOをはじめとする諸団体と連携を強化していく。

アフターコロナの社会に向けて、働き方・暮らし方・生き方の見直しも求められている。あらゆる差別や誹謗、中傷などによる社会の分断を許さず、現在も命の危険に怯える人がいることを心にとめ、平和の中で働き、平和の中で集うことができる大切さを決して忘れることなく、次の世代に引き継いでいかなければならない。私たちは、働く者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に貢献してきたメーデーの意義を心に刻み、力強く行動することを確認し、ここに宣言する。

2022年4月23日
第93回相模原地域メーデー


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