第93回県中央地域メーデー

実行委員長挨拶

第93回県中央地域メーデー実行委員長
綿引芳弘

 第93回県中央地域メーデーにあたり、実行委員会を代表してご挨拶を申し上げます。
実行委員長の綿引です。
 本年のメーデーについては、ワクチン接種を含めた感染対策が進んだことから、従来の集会形式で開催することをギリギリまで追求しましたが、感染者数の推移また各職場における感染対策の実態等を鑑みた結果、参加者の健康と安全を最優先し昨年同様、本日の式典と来週29日からのインターネット会場で開催することとしました。
 お集まりいただいた皆さんには、引き続き消毒やマスク着用など、感染対策にご協力頂けますようお願い申し上げます。
 また、本日は、大変ご多忙のところ、多くのご来賓の皆様にご臨席を賜りました、誠にありがとうございます。
 私たちの取り組みに対し、引き続き、ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 さて、2020年1月に新型コロナウイルス感染症が確認されて以降、私たち労働組合にとって大変重要な活動である「集い・語り合う」ことが制限される中で、改めて仲間とのつながりの大切さを実感することとなりました。また、新型コロナウイルス感染症は経済混乱と雇用問題をもたらしました、「命とくらしを守る」ため、働く仲間が共に支え合い、助け合いながら困難を乗り越えていくことが重要となります。また、2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始してから、間もなく2ケ月が経過しようとしています。
 今、この時間もウクライナでは、多くの命が危機に晒されています。改めて平和の尊さを再認識し、即時停戦とウクライナからの撤退を強く求めると共に、現在連合が実施している「ウクライナ救援カンパ」へのご理解とご協力をお願いするところです。私たちはこれからも、すべての働く人とその家族が、安心・安全に働き、暮らすことのできる社会をめざし、「ゆとり、豊かさ、社会的公正」の実現を訴え、「底上げ」「底支え」「格差是正」に取り組み、政策制度の実現を通じて「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け、地域に根ざした活動を進めて参ります。
 この取り組みには、未加入者をはじめ、労働組合未組織職場も含めたすべての労働者の結束が不可欠となります。
人と人との接触が制限されている状況でありますが、こういった開催方法は変更となりましたが、労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、恒久平和の希求等に貢献してきたメーデーの意義は変わるものではありません。
性別や世代、働き方の違いや組織の違い、障がいの有無を越えたすべての仲間が連帯し、本年のメーデースローガンである「一人ひとりが尊重される 多様性を認め合う社会をめざし、みんなが輝く未来をつくろう!」を合言葉に力強く行動することを、お願いし申し上げまして挨拶といたします。
 共に頑張りましょう。