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連合神奈川 2015春季生活闘争方針―そのT 
 
はじめに
 連合は、11月20日に第14回中央執行委員会を開催し、2015春季生活闘争方針(案)を確認し、12月2日の第69回中央委員会において決定しました。
 連合の2015春季生活闘争では、『「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざし、@「働く者を犠牲にした経済成長」を許さない、A継続的な賃上げで「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」をはかる、B勤労者全体の雇用・労働条件・生活に関わる問題の解決に向けて、「政策・制度実現」の取り組みを運動の両輪として推し進める』としています。
連合神奈川は、こうした連合方針を踏まえ、地域・組織の状況を反映させた2015春季生活闘争の取り組みを、以下の通り提起します。 
1.連合神奈川における「2015春季生活闘争方針」取り組みの基本 
(1)基本的な考え方(連合方針抜粋)
すべての組合が重点的に取り組む課題として、「賃上げ」「時短」「政策・制度実現の取り組み」を「3本柱」として位置づけ、これらの取り組みを通じ「底上げ・底支え」「格差是正」の実現と、「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」に向けて全力を尽くす。
  連合本部の基本的な考え方は、
@ 賃金相場の波及力を高め、格差の是正に全力を尽くす。そのために、賃金の上げ幅のみならず、賃金の絶対額を重視した要求の組み立てを行う。
A 公正取引の実現や公契約条例の拡大などについて、政策・制度実現の取り組みに加え、社会に対するアピール活動も積極的に行っていく。
B 格差の実態把握を行いつつ、大手組合の中小組合等への支援等を含む是正に向けた実効性のある取り組みを行っていく。
C 足元で物価は継続的に上昇しており、働く者の実質的な生活は十分に改善したとはいえない状況を
踏まえ、賃上げ要求については、その上げ幅の議論とともに、生活できる賃金水準や、仕事の内容や
役割などに見合った納得できる賃金水準を求めていくこととする。 
D 賃金の引き上げについては、定期昇給・賃金カーブ維持相当分の確保を前提とし、過年度の消費者物価上昇分や企業収益の適正な分配の観点、経済の好循環を実現していく社会的役割と責任を踏まえ、すべての構成組織が取り組みを推進していくことを重視し2%以上の要求を掲げ獲得をめざし、取り組みを進めていく(定期昇給相当額と賃上げ額を加えた要求は4%以上とする)。 
E「時短」についても重点的に取り組む必要がある。約10年にわたり連合主要組合の年間総実労働時間は2000時間台に高止まりしており、労使で長時間労働の是正を実現させ、労働安全衛生面や健康確保の観点で過重労働対策を進めていく必要がある。加えて、超少子高齢・人口減少社会の中で、仕事・睡眠の時間に加え「社会生活の時間」の確保を行ったうえで、育児・介護・家事や、地域の中で社会的な責任を果たす時間に充てることも重要になっており、そうした観点も含め「ワーク・ライフ・バランス社会」の実現に向けた取り組みを今まで以上に推し進めることが必要である。

(2)具体的な要求項目(連合方針抜粋)
「賃上げ」「時短」「政策・制度実現の取り組み」の「3本柱」による「底上げ・底支え」「格差是正」の実現と、「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」に向けた要求項目については、以下の通りとする。
@ 賃上げ
すべての組合が月例賃金にこだわり、2%以上の賃上げを求める。
A 時短
総実労働時間1800時間への取り組みを加速する。
B 政策・制度の取り組み
○ 経済の好循環に向けた産業政策と雇用政策の一体的推進
○ 雇用の安定と公正労働条件の確保 他

としている連合方針を踏まえ、連合神奈川として地域と職場が一体となって「安心と安定の社会づくり」をめざした取り組みを進めることとします。
また、今次闘争の納得できる回答引き出しに向けて、引き続き、基本的な役割を明確にし、今次闘争の共闘の強化を図ります。

(3)すべての組合は月例賃金の引き上げにこだわる
「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」に向けて、所得の向上が欠かせない。特に内需拡大に向けては、定常的収入である月例賃金の引き上げが不可欠であり、すべての組合は月例賃金の引き上げにこだわる取り組みを進めます。
@ 連合神奈川として「神奈川ミニマム運動」の展開を進め、神奈川独自の水準をしっかりと見極め、中小・地場組合の交渉に役立てることをめざします。
A また、産業部門間の情報交換と取り組みの一体を図り、相乗効果の向上を目指す観点から、これまで強化・充実を図ってきている産業部門別連絡会の機能を発揮した取り組みを展開します。

(4)連合神奈川・各産別の適切な指導
 連合神奈川・各産別は、雇用ならびに協約締結に至る各単組の具体的指導を行うこととし、単組は産別の指導に基づき、具体的な労使交渉を充実させることにします。また、未加盟組合や未組織への対応については、チラシなどを活用し、街頭などで連合神奈川の“なんでも労働相談”を宣伝し、「まちかど労働相談」など積極的な窓口を拡大することによってフォローします。

(5)非正規労働者の労働条件引き上げと格差是正
 パート労働者などの労働条件引き上げと、格差是正を中心に取り組み、結果的に組織拡大に繋がる様な取り組みを強化します。

(6) 中小支援センターを中心に取り組みを強化
 中小企業や、未加盟の労働組合の取り組み支援のために、引き続き常設委員会である「中小支援センター」を中心に、地場・中小の賃金改善を始め、あらゆる取り組みを強化します。
また、連合神奈川の友好組織である「神友連」、連合神奈川傘下の「連合ユニオン神奈川」への取り組みや、未組織・未加盟労働者を含めた働く者の総合生活改善を求めていきます。
(7)「政策・制度要求」の実現を期す
 総合生活改善の取り組みを強化する立場から「政策・制度要求」の実現に向け、要求が実現するよう取り組みを強化します。

(8) 地域における連帯・相乗効果の向上に努める
 県下9地域連合については、地域毎に学習会・研修会、決起集会等を企画・開催し、連合方針・情勢の理解を深めるとともに、相互の情報交換を密にして地域における連帯・相乗効果の向上に努めます。
 
 2.賃金改訂の取り組み
 (1) 基本的な考え方
@ 経済成長と所得向上を同時に推し進め、デフレからの脱却を目指し、全ての構成組織の取り組みとして、月例賃金の引き上げにこだわる闘いを進め、「底上げ・底支え」「格差是正」を図る取り組みを展開していきます。
A 中小・地場組合は、自らの賃金実態を把握し、賃金カーブ維持分を確保します。さらに、上述した考え方に基づき、社会水準や生計費等との比較、時系列での分析などを行い、格差是正も考慮した賃金改善に取り組みます。
B 連合神奈川は、中小支援センターを活用し、あらゆる労働条件の改善に向けて支援体制を確立します。

(2)部門別連絡会の活動・機能強化
2015春季生活闘争を進めるにあたって、これまで強化・充実を図ってきている産業部門別連絡会を闘争期間中に限り、「共闘連絡会議」として機能をより強化することとし、@金属 A化学・繊維 B情報サービス C交通・運輸 D資源・エネルギー E公務 F医療福祉の各部門連絡会を通じ、意思統一していきます。
なお、部門別連絡会は、1月〜3月に開催し、産業状況、雇用・賃金の実態と情報の共有を図り、今次春季生活闘争の協力・連携を図ることとします。

(3) 中小支援センターの取り組み強化
  中小労組を組織する構成組織、神友連、連合ユニオン神奈川を中心に、9地域連合も加わり設置した「中小支援センター」の活動の活性化をはかり、地場・中小の賃金改善を始めとしたあらゆる労働条件改善に向け、構成組織の情報交換、地域共闘などに努めるなど、交渉力強化を図ります。特に、厳しい経営環境に置かれる地場・中小組合の闘争支援を、きめ細かく行うこととし、地域の共闘強化を図ります。
*2015春季生活闘争中小学習会の実施
@日 時 2015年2月13日(金)18時00分〜  A場 所 ワークピア横浜「かもめ」

(4) 神奈川ミニマム運動の取り組み
  神奈川における地域・地場・中小組合の賃金実態を基に、神奈川ミニマム運動の確立に向け取り組みを強めます。
3.政策・制度要求の取り組み 
  政策制度要求と春闘を「運動の両輪」として、生活改善・格差是正の運動を進めます。
「2015年度に向けた政策・制度要求」については、神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市・神奈川労働局からの回答を十分精査するとともに、新たな産別等からの政策要求項目を踏まえると共に、将来を見据えた提言の充実に努めるなど、要求と提言の実現に向けて取り組みを強化していきます。

☆重点課題
@ 東日本大震災からの復興・再生の着実な推進
A 安定的成長と適正な配分による分厚い中間層の復活
B 生涯を通した切れ目のない安心のための「全世代支援型」社会保障制度への再構築
C 誰もが働くことの安心感を抱くことができるためのワークルールとディーセント・ワークの確立
 
4.組織拡大等の取り組み強化 
  春季生活闘争の機会と連動して、組織拡大の取り組みを実施します。
(1) 時期 2015年2月〜7月をキャンペーン期間とします。
(2) 内 容 @地域連合・構成産別と連携をとり、「まちかど労働相談」を実施します。
      A各地域連合で開催する「連合の日」を活用して、街頭行動にて市民にアピールします。
      B構成産別・地域連合のオルグ計画に基づき、組織拡大活動を積極的に展開します。 
5.最低賃金の取り組み 
2014年度の総括を踏まえ、生活できる水準への早期引き上げに向けて取り組みの強化を図ります。
(1)取り組みの基本
@ 最低賃金は、賃金闘争の基礎となることから、労働組合のまさに賃金闘争と位置づけ、取り組みを強化します。
A 最低賃金は、連合神奈川の基本的任務と捉え、取り組むこととし、その前進に向け最大限の力が発揮できる環境を作り上げていくことにします。
なお、取り組みにあたっては、各産別・単組と一体となった取り組みを進めます。
B 連合方針に基づき、産別は加盟組合全従業員対象の最低賃金協定締結の有無を把握し、すべての組合が必ず要求するよう指導するとともに、パート・有期契約労働者を含む全従業員対象の企業内最低賃金協定の締結等への取り組みを強化し、産業部門別連絡会などの場で連携を強めていきます。
C 最賃の理解促進を目的に、広報活動を強化していくことにします。 
6.地域連合の取り組み 
 (1)地域春季生活闘争の取り組み
   連合2015春季生活闘争の地域における展開をはかります。具体的には、中小労組を中心に「雇用の確保」「賃金水準の底上げ」「労働条件の維持・向上」をめざし、取り組みを進めます。
(2)連合街頭行動の実施
  2015年1〜3月に、春季生活闘争について県下全域にて街頭行動を実施します。
7.広報宣伝活動の取り組み 
@ 2015連合白書の活用  A 学習・研修会決起集会への講師・役員の派遣
B 連合「2015春季生活闘争情報」「闘争速報」の有効な活用  C カレントの有効的な活用
D ホームページ利用による情報の提供 
 8.大衆行動の組織化
(1)2015春季生活闘争総決起集会の開催
連合神奈川、構成組織および職場組合員が一体となった、2015春季生活闘争、統一地方選挙の勝利に向け、総決起集会を開催します
  日時:2015年2月27日(金) 場所:県民ホール  規模:1,600名 
9.当面の日程等 
2015年 1月〜2月 春闘地域連合街頭行動
     1月〜4月 中小労組春闘オルグ期間
2月13日 春季生活闘争中小学習会
2月中  経営者協会との意見交換
     2月27日 春季生活闘争総決起集会
     2月〜3月 春季生活闘争地域連合学習会 
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