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 連合神奈川 2016春季生活闘争方針―そのT
 
 スローガン
〜すべての働く者の処遇を改善!「底上げ・底支え」「格差是正」で経済の好循環実現!〜
 
はじめに
 連合は、11月20日に第2回中央執行委員会を開催し、2016春季生活闘争方針(案)を確認し、11月27日の第71回中央委員会において決定しました。
 連合の2016春季生活闘争では、『「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざし、「総合生活改善闘争」の位置づけのもと、@「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」をめざす、A「世界一働きやすい国」をつくろう B日本が抱える構造問題への対応 C働く者・国民生活の底上げをはかるために果敢に闘おう』としています。
連合神奈川は、こうした連合方針を踏まえ、地域・組織の状況を反映させた2016春季生活闘争の取り組みを、以下の通り提起します。 
 1.連合神奈川における「2016春季生活闘争方針」取り組みの基本
(1)基本的な考え方(連合方針抜粋)
 月例賃金にこだわった闘争を進めてきたことで賃金の引き上げを実現してきたものの、要求の趣旨からすると十分な水準に至っていない。また、格差の是正も実現していない。したがって、2016春季生活闘争においても、月例賃金にこだわり、賃上げの流れを継続させる必要があります。

@ 「底上げ・底支え」「格差是正」をめざし、サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正な分配に資する公正取引の実現を重視する。
A 「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」をはかるためには、マクロの観点から雇用労働者の所得を2%程度引き上げることが必要である。
 B 中小企業においては、企業の存続と生産性向上のためには、魅力ある産業・企業の構築が不可欠であり、「人への投資」を求めていく。
 C 非正規労働者の総合的な労働条件改善の取り組みや、企業内最低賃金協定の締結拡大や水準の引き上げ、適用労働者の拡大を法定最低賃金の引き上げにつなげ、賃上げの社会的波及を図る。
 D 賃上げ要求水準は、産業全体の「底上げ・底支え」「格差是正」に寄与する取り組みを強化する観点から、2%程度を基準とし、定期昇給相当分を含め、4%程度とする。
 E 春季生活闘争が持つ日本全体の賃金決定メカニズムを活かしつつ、とりわけ中小企業で働く仲間や、非正規労働者の処遇改善に向け、より主体的な闘争を進め、大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動にチャレンジする。
 F 取引企業の仕入れ価格の上昇などを踏まえた価格転嫁や、産み出した付加価値の適正な価格での取引が展開される取り組みに総合的に取り組む。
 G 労働力人口が減少していく中で、国民生活を維持し向上を図るには、生産性向上が必要である。
2016春季生活闘争では、働き方と処遇のあり方の見直しに着手するとともに、労使協議を通じてその必要性を確認する。
(2)具体的な要求項目(連合方針抜粋)
@ 賃上げ要求
1)月例賃金
すべての組合は月例賃金にこだわり、2%程度を基準に賃金の引き上げをめざす。
2)企業内最低賃金
すべての組合は企業内最低賃金を産業の公正基準を担保するにふさわしい水準で要求し、協定かを図る。また、適用労働者の拡大をめざす。18歳高卒初任給の参考目標値…168,800円
3)一時金
月例賃金の引き上げにこだわりつつ、年収確保の観点も含め、水準の向上・確保を図る。
 A規模間格差の是正(中小の賃上げ要求)※中小共闘方針抜粋
   連合加盟組合全体平均賃金水準の2%相当額との差額を上乗せした金額を賃上げ水準目標(6,000円)とし、賃金カーブ維持分(1年・1歳間差:4,500円)を含め、総額で10,500円以上を目安に賃金引き上げを求める。
 B非正規労働者の労働条件改善 ※非正規共闘方針抜粋
 1)「誰もが時給1,000円」の実現に向けた時給の引き上げ
 2)時間給1,000円超の場合は、37円を目安に要求する。(6,000円/163時間)
 3)単組が取り組む地域ごとの水準については、「県別リビングウェイジ」を上回る水準をめざす。
 4)正社員との均等処遇をめざす観点から、昇給ルールの導入・明確化の取り組みを強化する。

(3)運動の両輪としての「政策・制度実現の取り組み」
 @ 経済の好循環に向けた中小企業・地場産業への支援強化
 A 雇用の安定と公正労働条件の確保
 B 社会保障と税の一体改革の推進によるセーフティネットの拡充
 C 子どもの貧困と教育格差の解消

としている連合方針を踏まえ、連合神奈川として地域と職場が一体となって「安心と安定の社会づくり」をめざした取り組みを進めることとします。
また、今次闘争の納得できる回答引き出しに向けて、引き続き、基本的な役割を明確にし、今次闘争の共闘の強化を図ります。

(4)すべての組合は月例賃金の引き上げにこだわる取り組みを継続する
「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」のためには、すべての働く者の賃金の「底上げ・底支え」と「格差是正」の実現が不可欠であり、すべての組合は月例賃金の引き上げにこだわる取り組みを継続するとともに、あらゆる手段を用いて産業全体の底上げに寄与する取り組みを展開します。
 そして、組織労働者の成果を非正規・未組織労働者、公務部門へ波及させていくことにします。
@ 連合神奈川として「神奈川ミニマム運動」の展開を進め、神奈川独自の水準をしっかりと見極め、中小・地場組合の交渉に役立てることをめざします。
A また、産業部門間の情報交換と取り組みの一体を図り、相乗効果の向上を目指す観点から、これまで強化・充実を図ってきている産業部門別連絡会の機能を発揮した取り組みを展開します。

(5)連合神奈川・各産別の適切な指導のもとで
 連合神奈川・各産別は、雇用ならびに協約締結に至る各単組の具体的指導を行うこととし、単組は産別の指導に基づき、具体的な労使交渉を充実させることにします。また、未加盟組合や未組織への対応については、「連合神奈川の日」のチラシなどを活用し、街頭などで連合神奈川の“なんでも労働相談”を宣伝し、「まちかど労働相談」など積極的な窓口を拡大することによってフォローします。

(6)非正規労働者の労働条件引き上げと格差是正
 パート労働者などの労働条件引き上げと、格差是正を中心に取り組み、結果的に組織拡大に繋がる様な取り組みを強化します。
   なお、非正規労働者が一堂に会して、情報交換が出来る場としての学習会などを企画・立案していくことにします。

(7) 中小支援センターを中心に取り組みを強化
 中小企業や、未加盟の労働組合の取り組み支援のために、引き続き常設委員会である「中小支援センター」を中心に、地場・中小の賃金改善を始め、あらゆる取り組みを強化します。
また、連合神奈川の友好組織である「神友連」、連合神奈川傘下の「連合ユニオン神奈川」への取り組みや、未組織・未加盟労働者を含めた働く者の総合生活改善を求めていきます。

(8)「政策・制度要求」の実現を期す
 総合生活改善の取り組みを強化する立場から「政策・制度要求」の実現に向け、要求が実現するよう取り組みを強化します。

(9) 地域における連帯・相乗効果の向上に努める
 県下9地域連合については、地域毎に学習会・研修会、決起集会等を企画・開催し、連合方針・情勢の理解を深めるとともに、相互の情報交換を密にして連帯・相乗効果の向上に努めます。

2.具体的な取り組み
(1)基本的な考え方
 すべての労働者を対象とし、「底上げ・底支え」「格差是正」の実現に重点を置いた闘争を展開するために、連合神奈川・構成産別・地域連合は、その機能と力量を最大限発揮すべく、重層的かつ総掛かりでの共闘体制を構築することにします。
  とりわけ地方連合会の役割である地域・地場に働くすべての労働者の底上げに注力していくことにします。

(2)部門別連絡会の活動・機能強化
2016春季生活闘争を進めるにあたって、これまで強化・充実を図ってきている産業部門別連絡会を闘争期間中に限り、「共闘連絡会議」として機能をより強化することとし、@金属 A化学・繊維 B情報サービス C交通・運輸 D資源・エネルギー E公務 F医療福祉の各部門連絡会を通じ、意思統一していきます。

(3)中小支援センターの取り組み強化
  中小労組を組織する構成組織、神友連、連合ユニオン神奈川を中心に、9地域連合も加わり設置した「中小支援センター」の活動の活性化をはかり、地場・中小の賃金改善を始めとしたあらゆる労働条件改善に向け、構成組織の情報交換、地域共闘などに努めるなど、交渉力強化を図ります。
特に、厳しい経営環境に置かれる地場・中小組合の闘争支援を、きめ細かく行うこととし、地域の共闘強化を図ります。
*2016春季生活闘争中小学習会の実施
@日 時 2016年2月19日(金)18時30分〜   A場 所 ワークピア横浜「かもめ」
  B規 模 約60名

(4)神奈川ミニマム運動の取り組み
  神奈川における地域・地場・中小組合の賃金実態を基に、神奈川ミニマム運動の確立に向け取り組みを強めます。
  なお、2016年地域ミニマム運動の結果について、その趣旨が活かされるよう、チェックとフォローを行っていくことにします。(2016実績:5産別・1オブ組織・38組合4,633人)

(5)地域フォーラムの開催に向けて
  産業全体の「底上げ・底支え」「格差是正」に寄与する取り組みの一環として、地域のあらゆる関係者と連携を図り、地域の労働条件の底上げと賃金の波及力を高めるため、連合神奈川2016春闘「地域フォーラム」の開催に向けて、関係組織と調整していくことにします。

3.政策・制度要求の取り組み
  政策制度要求と春闘を「運動の両輪」として、生活改善・格差是正の運動を進めます。
「2016年度に向けた政策・制度要求」については、神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市・神奈川労働局からの回答を十分精査するとともに、新たな産別等からの政策要求項目を踏まえると共に、将来を見据えた提言の充実に努めるなど、要求と提言の実現に向けて取り組みを強化していきます。

4.組織拡大等の取り組み強化
  春季生活闘争の機会と連動して、組織拡大の取り組みを実施します。
(1) 時期 2016年2月〜7月をキャンペーン期間とします。
(2) 内 容 @地域連合・構成産別と連携をとり、「まちかど労働相談」を実施します。
      A各地域連合で開催する「連合の日」を活用して、街頭行動にて市民にアピールします。
      B構成産別・地域連合のオルグ計画に基づき、組織拡大活動を積極的に展開します。

5.最低賃金の取り組み
2015年度の総括を踏まえ、生活できる水準への早期引き上げに向けて取り組みの強化を図ります。

(1)取り組みの基本
@ 最低賃金は、賃金闘争の基礎となることから、労働組合のまさに賃金闘争と位置づけ、取り組みを強化します。
A 最低賃金は、連合神奈川の基本的任務と捉え取り組むこととし、その前進に向け最大限の力が発揮できる環境を作り上げていくことにします。
なお、取り組みにあたっては、各産別・単組と一体となった取り組みを進めます。
B 連合方針に基づき、産別は加盟組合全従業員対象の最低賃金協定締結の有無を把握し、すべての組合が必ず要求するよう指導するとともに、パート・有期契約労働者を含む全従業員対象の企業内最低賃金協定の締結等への取り組みを強化し、産業部門別連絡会などの場で連携を強めていきます。
C 最賃の理解促進を目的に、広報活動を強化していくことにします。

(2)地域最低賃金の取り組み
@最低賃金対策委員会の開催
最低賃金の前進を図るため、最低賃金対策委員会や学習会等を開催します。
A議会陳情・請願の提出
   地域連合と連携し、労働局や神奈川県議会および自治体各議会へ、陳情・請願を行うことにします。

(3)特定賃金の取り組み
 @特定最低賃金の改正について
2015年度の必要性審議の結果を踏まえて、今回「意見の一致を見るには至らなかった」すべての業種(鉄鋼・非鉄・塗料・電気・一般機械・輸送・自動車小売)の復活をめざす取り組みを行います。
具体的には、当該産別と十分な意見交換のもと、当該産別労使のイニシアチブの発揮に向けた働きかけを強化するなどの取り組みを進めます。

A企業内最低賃金について
特定最賃の水準引き上げを視野に入れて、その産業にふさわしい水準で協定するために、企業内最低賃金の締結拡大および見直しを図ることにします。

6.地域連合の取り組み
(1)地域春季生活闘争の取り組み
   連合2016春季生活闘争の地域における展開をはかります。具体的には、中小労組を中心に「雇用の確保」「賃金水準の底上げ」「労働条件の維持・向上」をめざし、取り組みを進めます。

(2)連合街頭行動の実施
  2016年1〜3月に、春季生活闘争について県下全域にて街頭行動(連合神奈川の日)を実施します。

(3)学習会・集会等の実施
  中小労組の取り組み支援のため、「労使交渉」「情報交換」「交渉力の向上」を目的とした、学習会の実施や決起集会等を開催します。なお、具体実施要領については、地域連合に一任していくことにします。

7.広報宣伝活動の取り組み
@ 2016連合白書の活用  A 学習・研修会決起集会への講師・役員の派遣
B 連合「2016春季生活闘争情報」「闘争速報」の有効な活用  C カレントの有効的な活用
D ホームページ利用による情報の提供

8.大衆行動の組織化
(1)2016春季生活闘争総決起集会の開催
連合神奈川、構成組織および職場組合員が一体となった、2016春季生活闘争、第24回参議院議員選挙の勝利に向け、総決起集会を開催します
  日時:2016年3月4日(金) 場所:関内ホール  規模:1,200名
 
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